「私は優秀な菓子職人」と思うことの落とし穴【苫米地式コーチング】 | KASAIコーチの公式サイト

「私は優秀な菓子職人」と思うことの落とし穴【苫米地式コーチング】

人に何かを言われたりして、傷ついたりすることはないでしょうか?

  • ○○さんのことが気になってムカつく
  • 過去の失敗とか悲劇を引きずってしまう
  • 人間関係の悩みがある

こうしたことは、私たちの持っているエネルギーを膨大に消費します。
人間関係の悩みがあると、人に対して優しくしたり、新しいものごとに取り組んだりするどころではありません。

そもそもなぜ私たちは、傷ついたりするんでしょうか?
自分が傷ついてしまって、無駄なエネルギーを消費せず、もっと有益なことに時間が割けるようにするとっておきの方法を紹介します。

イメージは持たない

そもそもなぜ、私たちは、誰かに何かを言われた時に傷つくのでしょうか?
これは紛れもなく、自分の持っているセルフイメージのせいです。

  • 自分は○○に所属するエリートだ
  • 優秀な菓子職人だ
  • ○○の車を持っている
  • 人からうらやまれるような家族がいる

自分が傷ついているというよりも、自分が持っているイメージが傷つけられて、悩みを抱えてしまうんです。
私たちは、普段、自分そのものよりも自分のイメージ、相手そのものよりも相手のイメージで会話をしています。

私たちは、相手の顔を一度見ると、二回目からは実際には見ていないと言われています。
これは、スコトーマ(心理的盲点)の原理と言われていて、一度相手の顔を見ると、2回目からは1回目のイメージを元に見ているように認識しているというわけです。

これと同じことが、相手のイメージにも言えます。
相手と会話をしている時に、相手にレッテルを貼って、

「この人はこういう人だから、こういう意味で言っているんだろうなぁ」

と、相手のイメージと会話をしています。
このイメージが相手を縛り付け、相手にストレスを与えてしまいます。

そして、自分に対しても同じです。
自分に対する素晴らしいイメージを壊されるようなことを言われると、傷ついてしまいます。

このイメージを全部取っ払うことはできないでしょうか?
実は、このイメージをすべて取っ払えば、自分が傷つくことも、相手を傷つけることもなくなります。

イメージを捨てて縁起を強化したTさんの経験談

私の知り合いのYさんが、職場の人間関係で、ストレスを抱えていました。
話を聞いてみると、職場の人間関係がかなり硬直化しているようでした。

  • Yさん⇒上司:キャパを超えた仕事が振ってくる
  • 上司⇒Yさん:同じミスばかりする

とYさんは、上司とコミュニケーションを取るのが、非常にストレスになり、睡眠薬がないと眠れない状態が続いていました。
細かい話は、いろいろとあるのですが、Yさんから話を聞いて、上司はもっとよいコミュニケーション方法はあるにせよ、Yさんを育てようとする意欲があると感じました。

人間関係が硬直化しているというのは、相手が自分に対して硬直化しているだけでなく、自分が相手に対して硬直化している場合も多いです。

私は、相手とメールや会話がある時だけいいから、相手へのイメージを一切捨てて、注意して聞いて見るように勧めました。
型にはめずに、相手のイメージを持たずに、注意して聴く、これだけで、Yさんと上司の人間関係は良好になっていきました。
Yさんの上司に対するイメージを捨てたことにより、結果的にYさんと上司の関係性も変わりました。

発見した時にエネルギーが爆発する

自分が傷ついたり、人間関係でストレスをかかえている状況を考えると、

  • 自分
  • 他人

に対して、イメージを持って、このイメージに振り回されてしまっていることに気づくと思います。

これは、私が言っているというよりも、日常の中で、そうだと発見できることがあるはずです。
そうして、自ら発見した時に、とてつもなく大きなエネルギーが生まれるんです。
悩みや心配、葛藤といったものと、全く逆の創造的なエネルギーです。

イメージは過去に作られたものです。
時間を捨て去り、過去を捨て去り、現在にだけ集中することで、イメージが消え去り、エネルギーが爆発します。