コンフォートゾーンの本当の意味 | KASAIの公式サイト

コンフォートゾーンの本当の意味

サッカーのワールドカップが迫ってきていますが、ワールドカップで今ひとつ日本が結果を残せない理由に、 2006年に日本代表を過去最高位のベスト16位に導いた中田英寿選手は、以下のように述べています。

練習でできないことは試合でできないと思っている。

(中略)

海外の練習だと、普通にディフェンダーが削りにくる。

「削る」というのは、ボールではなく相手の足を狙って、ファウル覚悟でタックルすることです。
ようするに、練習の際、いかに真剣に、試合さながらに練習に取り組めるかという、そういう簡単なところが、命運を分けるということを言っています。
私も、様々な事業に取り組んできて、結果がでる人とでない人の違いは、

  • 原因
  • 結果

というシンプルな法則、この世の秩序を捉えているかどうかだと感じます。
同じように仕事をして、ご飯を食べて、睡眠をしているのに、年収1億円の人もいれば、年収300万円の人もいる。
この違いは、頭の良し悪しや、環境というよりも、どういう姿勢で臨むのかという点にかかっています。
お金持ちというと何か悪いイメージを持たれている方も中にはいるかもしれませんが、そのお金持ちがどのような思想を持っている人にせよ、

  • このタイミングで手を抜いたら絶対上手くいかない
  • 最低でもこのくらいの量の仕事は必要
  • この仕事・人間関係をしっかりこなさないと収益化は無理

といった秩序に沿った選択をごく当たり前にこなしています。
サッカーの練習でいうと、練習中にディフェンダーが削るくらい必死にやらないとワールドカップで勝てないのは、当然なこととして理解してやっているわけです。
こう聞くと、なんだかとにかく頑張れ的なことかと思われるかもしれませんが、がんばらなくても一流の意識を持つ秘訣をお伝えしていきます。

退路を断つ

苫米地博士の書籍『すべての仕事がやりたいことに変わるー成功をつかむ脳機能メソッド40(サイゾー)』の中で、以下のような一節があります。

一時期、社員に好きなビジネスをやってみろという「起業内創業」の制度が流行ったこともありましたが、最近はあまり聞かなくなりました。

(中略)

給料が保証された状態、いわばリスクがなくて、その代わりに事業が成功しても本人へのインセンティブ(報奨)は低く、会社の利益になるという構造でやろうとしたからです。
これはいわは、コンフォートゾーンを変えないまま、表面的にゴールの設定を変えようとしているようものです。

社内ベンチャー制度は、現在もいろんな企業で行われていますが、独立起業して行っている人が行う事業と比べると、

  • アイデアだけのものが多い
  • そもそも労力が全くかかっていない
  • 甘い

ものが多いです。
たとえば1,000個アイデアが出て、10個採用されて、1個が実際に開発されたとしても、その1個も収益化までいかず、途中でサービス終了というのはよくある話です。

独立起業すれば上手くいくという話ではないのですが、社内ベンチャーではほとんど例外がないほど、事業が上手くいかないわけです。
むしろ、副業で行って、事業を成功させたという事例の方が明らかに多いです。

ここの一つの成功法則が隠されています。

  1. やりたいことであること
  2. リスクも利益も自己責任であること

やりたいことをするというのは、コーチング的にもよく語られていることです。
しかし、もう一つ重要な成功法則が、リスクも利益も自己責任、つまり、完全に自立して行っているということがとてつもなく重要なんです。
誰かに評価されるような環境では上手くいきません。

冷静になって、沈黙してみた時に、これやってないと成果でないよな

というラインをしっかり認識して、当然のように実行できるかです。
帰ってテレビ見て、毎週飲みに行って、なぜか大金が降ってきたというのは、どこか幻に感じられます。

退路を断つというのは、会社を辞めるとかそういう物理的な話ではないです。
頭の中の構造として、一流になる、自分を律していくということです。
自分を律しているかどうかは、外から見て「あの人がんばってるね」と分かるというよりも、自分の中で、歴然とした秩序に従って生きているかというような感覚に近いものだと思います。

この歴然とした秩序が、言い方を変えるとコンフォートゾーンです。
社内ベンチャーに出すという行為自体、自分ひとりではビジネスができないという考えの現れです。
社内ベンチャーに出しているという行為が、社内の人に受け入れられ、失敗してもリスクヘッジになります。

思考はもちろん、毎秒毎秒の行動・言動が、結果を出せる人のモノであるかという、チェックが自動的に無意識に入り、コンフォートゾーンを調整していきましょう。

私が自分を律してコンフォートゾーンを移行させた経験談

私は、自分で事業を立ち上げるときというのは、いつも完全に一人です。
協業する場合もありますが、完全に一人でやる意識で行います。
誰かがなんとかしてくれるという前提があると、ほんの些細な意識の違いですが、結果は180度変わってきます。
完全に一人でやっている、自立してやっている状態だと、時間がない状態から、時間を作る方法が見つかり、収益0の状況から収益が十万、二十万と生まれてきます。

  • どこかで誰かがやってくれる
  • 自分一人でも全部やる

この些細な違いが、仕事のペースや時間の使い方、仕事のクオリティに大きく影響し、結果がまるで違ってきます。

社内ベンチャーのように仕事をしているだけになってしまって、一向に結果がでません。
自分を律するというと、何か頑張っているように聞こえますが、単純に一人で全部やるというスタンスを持つ、この一点にかかっています。

会社の仕事だとこうはいきません、肝心のお金を生む部分を、自分でコントロールできるポジションに居ないと、四六時中無意識が働いて、結果のでる体制を作るのが非常に困難です。
それだったら副業のことを四六時中考えている方が、遥かに有意義です。

コンフォートゾーンは秩序を理解すること

ゴールをリアルに感じれば、コンフォートゾーンが移行する。
たしかにそうなのですが、ゴールの中に、未来を完全にコントロールしている現在の自分がいる必要があります。

未来を完全にコントロールしている自分というのは、

  • 毎秒毎秒、秩序に従って生きている
  • 結果を出すためのルートが光の線のように見えている
  • 失敗しても、すぐに結果を出すための最短ルートが見えている

完全に一人で、自分と向き合い、沈黙することによって、周囲の声に惑わされることなく、結果を出すための行動を取ることができるようになります。